Director's Memo 水島精二
ソレスタルビーイングの制服に込めた意味
ソレスタルビーイングの制服には、ひとつは主人公サイドの存在感を明確にして物語を視覚的にわかりやすくする、という狙いがありますが、それだけじゃないんです。ヴェーダやイオリアといった後ろ盾があるからではなく、今回のソレスタルビーイングは志をひとつにする仲間だから集まっているわけで、制服もそれを象徴するアイテムとして存在しているだろうと。だから軍服ではないデザインラインの制服になっているんです。
Writer's Memo 黒田洋介
セカンドの刹那の中にはロックオンのにおいも
お願いしたのは、刹那の慎重を高くしてマリナと男女の雰囲気が出るようにしてほしい、と。セカンドシーズンの刹那は、前よりも孤高さを漂わせているのに加え、ほんのわずか数%くらいは、ロックオンのにおいも入れて脚本を書いています。それが刹那の受け継いだものの証だろうと。実はフェルトの新しい髪形もクリスティナの髪型を踏襲してもらっていて、ソレスタルビーイングの中に生まれた「絆」がデザインに反映されているんです。
Director's Memo 水島精二
どうしてシンプルなデザインか展開の中でその理由が
ダブルオーのツインドライヴをどこに付けるかは海老川君といろいろ話をしましたが、いちばんストレートな形に落ち着きました。4機ともシンプルなデザインになっていますが、どうしてなのかというのが物語の展開の中で見えてきます。連邦のモビルスーツは寺岡賢司さんです。GN-Xをルーツにほかのデザイナーにも描いてもらっているので、それぞれのバックグラウントが感じられて、おもしろいものになっています。
Writer's Memo 黒田洋介
ファースト以上のギミックを搭載したガンダムたち
最初の構成案の段階で、エクシアからツインドライヴのダブルオーになるということは決まっていました。今回のガンダムはファーストシーズンのヴァーチェ以上にギミックが用意してあって、それをどう使うかがポイントでした。まだ秘密の部分も多いんですが、セカンドシーズンも戦闘シーンで毎回新しい要素を見せていこうという方針は変わらないので、ファーストシーズン以上におもしろさを堪能していただければうれしいです。