#24 終わりなき詩

フェルト「・・・刹那」
刹那「フェルト・グレイスどうした？」



フェルト「手紙書いたの、ロックオンに



刹那は手紙を送りたい人はいる？」

フェルトはロックオンと両親宛ての手紙に
『生き残るから、当分会えないから、ごめんなさい』と書き記した

刹那「いないな」
フェルト「そう・・寂しいね」



刹那「寂しいのはアイツだ」
フェルト「え？」



刹那「だからハロ、そばにいてやってくれ、ロックオン・ストラトスの側に」
フェルト「いてあげて、ハロ」



リョーカイ　リョーカイ



フェルト「・・・ありがとう」

いつもロックオンのそばにいたハロだから頼めるお願い
ロックオンと激戦を繰り広げたデュナメスのコクピットに入ったハロにフェルトは礼を言う
それも束の間、敵機影を確認したアラートが鳴り響く！

スメラギ「敵部隊の総数は！？」



クリス「13機です！でもその中に凄く大きいものがいます」
スメラギ「大きいもの？私の胸より？」
クリス「冗談言っている場合じゃありませんよ！モニターに出します」



リヒティ「これ・・戦闘艦ですか？」
スメラギ「違うわ。あれは・・・



擬似太陽炉を搭載したモビルアーマー！！」

13機のジンクス部隊と現れたのは黄金に輝く巨大モビルアーマーだった！
7機の擬似太陽炉を搭載しているなんて出力の凄さが良く分かる・・・
名前はセルゲイが言っていたようだけど聞き取れなかった；；



アレハンドロ「ふんッ」

それを操るはラスボスとなったアレハンドロ・コーナー
わざわざ前線に出てくる必要ないんじゃないでしょうか
巨大モビルアーマーに乗ったら最期、生き残るわけがありませんｗ
リボンズの姿がない・・・何処へ行ったんでしょう



クリス「粒子ビームが来ます！」



スメラギ「あの距離からッ！！？」



まさかの距離から反則的な大きさのビームを放ったモビルアーマー
ビームはトレミーの横をかすめ、第1出力部を被弾してしまう



スメラギ「強襲用コンナテ出撃！
目標、巨大モビルアーマー！！」

刹那「了解ッ」

刹那はGNアームズを収容した強襲用コンナテで巨大モビルアーマーの元に向かう
キュリオスとナドレは強襲用コンテナから直接出撃するのだった



セルゲイ「作戦通り、スペースシップに対し2方向同時攻撃を仕掛ける！
各機衛星を盾にこれを叩け！！



今度こそ、この戦いに蹴りをつける！」

ラッセ「射程内に入った！攻撃を開始するッ！！



GNフィールド！！？どうやってあんだけの出力を！？」

巨大モビルアーマーはGNフィールドを展開させ強襲用コンナテの攻撃を防いだ
7機の太陽炉を最大限に利用している攻守共に最強の機体の攻略方とは・・・



刹那「トレミーかッ！！」



再びビームに襲われるトレミー
被害は第1射目より甚大だった



フェルト「第3、第4コンテナ大破！右側面への被害甚大！！



システムに異常発生！GNフィールド展開不能！！」

盾を失ったトレミー・・・このままでは・・・・・



スメラギ「強襲用コンテナに行くわ！迎撃しないと！」



クリス「フェルト、デュナメスの太陽炉に不具合があるわ」
フェルト「え・・そんなデータは・・・」



クリス「急いで！このままじゃやられる」
フェルト「了解！」

データでは確認出来なかったが、席を後にするフェルト・・・



リヒティ「今のウソでしょ？」
クリス「分かる？」
リヒティ「そりゃー」

本当は不具合など無く、フェルトを逃がす為についたウソだったのだ

クリス「1機こちらに向かってる！」
ツエーリ「生き延びますよ！」



クリス「分かってる！フェルトにもう叱られたくないもの！」



スメラギ「GNミサイル！
視覚に回り込むつもりねッ」



イアン「させるかッ！コンナテをトレミーから切り離す！」



フェルト「状況は！？」

異常があると言われたので状況を確認をしたフェルトであったが、
逆にスメラギはトレミーにいるはずのフェルトが現れたことに驚く

イアン「来るぞ！！」





クリス「はッアァァ！！」



リヒティ「クリス！！」










スメラギ「リヒティ！クリス！応答して！！クリス！」

フリーダム舞い降りろ！と思ったのは俺だけじゃなかったはず・・・ｗ
しかしこれが現実、ビームはトレミーのコクピットを貫いた



クリス「リヒティ・・・？ハッ・・！」

ビームが直撃したんだから生きているはずないとか言っちゃダメです



リヒティ「大丈夫ッスよ・・・


親と一緒に巻き込まれて・・体の半分がこんな感じ・・・
生きているのか、死んでいるのか・・・・・」



クリス「リヒティ・・・
バカね・・私。すぐ近くに、こんな良い男、いるじゃない・・・」



リヒティ「・・・・・本当ッスよ」



クリス「見る目ないね、私・・・」



リヒティ「・・・本、・・当・・・・・」



クリス「リヒティ・・・」

リヒティー応答して！クリス！



クリス「スメラギ・・、さん？」
スメラギ「良かったクリス無事だったのね、リヒティは？」

返答のないクリス、3人は察した・・・

クリス「フェルト・・、いる？」
フェルト「います！」



クリス「もうちょっと、オシャレに、気を使ってね」

無事かと思われたクリスの背中には・・・・・



フェルト「そんな事・・！」
クリス「ロックオンの分まで生きてね・・・ッ



・・・お願い、世界を、変えてッ！・・・お願いッ・・・・・」




スメラギ「クリスゥゥッ！！」
イアン「リヒティィィ！！」



フェルト「クリスティナ・シエラァァッーー！！」

次々に散っていく命、フェルトの悲痛な叫びが響き渡る・・・・・

アレハンドロ「フッハハハハハハー

忌々しいイオリア・シュヘンベルグの亡霊どもめ！

この私、アレハンドロ・コーナーが



貴様らを新世界への手向けにしてやろうッ！！」



刹那「エクシア！刹那・F・セイエイ！



目標を駆逐するッ！！」

―END―
『神ではなく、俺の意志で』ようやく答えをみつけた刹那
命が次々に散っていく・・・ドクター、リヒティー、クリス・・・そしてコーラサワー
・・・ジンクスの下半身が爆発していなかったので本当に死んだのか？と疑ってしまうんですけどｗ
月の地下施設にあったのか、巨大MAで登場したアレハンドロはすっかり神様気取り
監視者として見ているだけの存在だったアレハンドロがここまで動くとは・・・・・
やはりスローネを配備させたのも、サーシェスに依頼していたスポンサーというのも
アレハンドロだったんでしょうか？リボンズとの関係も明かされていないし、う～ん・・・
そしてサーシェスは前回のロックオンの命をかけた一撃で死んだ？
刹那との因縁めいた関係も、実はロックオンの方が因縁が強かったからこれでもOK？
あとはネーナとマリナとグラハムと沙慈はどうなったのか、第1部も最終回だというのに
ネーナは何処かへ行ってしまうし・・・フラッグはGNドライヴ搭載の作業中だし、沙慈は・・・・・
ところでガンダム00におけるヒロインって誰なんでしょう？マリナなんでしょうけど
この登場回数の少なさは・・・しかも刹那の成長にあまり携わってない；；

次回予告でキュリオスが散る、ナドレが散る、そしてエクシアが散る、と言っていたけど
どういうこと！？全員死んじゃうの？第2部の主人公は沙慈に決定？ｗ

そして今回の放送で事実上MBS・TBS系列 ”土6” での放送が最後でした
そしてついに来週は土6アニメの放送が最後・・・・・寂しいものです＞＜
機動戦士ガンダム00第1部最終回は3月29日”17時30分”から！お見逃しなく！！

次回#25 刹那（3月29日放送予定）
命が宇宙に次々と散っていく。船は沈み、MSは爆発する
激しい戦いの果て、刹那は自分の信念をつらぬくために
世界のゆがみに向けて最後の突撃を敢行した