#22 トランザム

グラハム「急げカタギリ！私は我慢弱い男だ
早くしないと前期が終わってしまうではないかッ」
カタギリ「無茶言わないでくれよ」

グラハムのワガママを聞いたカタギリはGNドライヴをフラッグに取り付る作業を行っていた
どうやらグラハムもGNドライヴ無しでガンダムに勝つことが出来ない事は分かってるみたいですｗ



フェルト「あっロックオン・・・



・・・私の想いは彼方へロックオンッ！」



ロックオン「おう 何だこんなところに呼び出して」

ティエリア「あっ ロックオン先輩・・・



わ、私・・ロックオン先輩の『狙い撃つぜ～』とか『狙い撃ちだぜ』とか『撃ちに行くぜ』とか
『ウララ ウララ ウラウラで　ウララ ウララ ウラウラよ　ウララ ウララ ウラウラの
この世は私のためにある　女ひとりとるために　いくさしてもいいじゃない
それで夢が買えるなら　お安いものだと思うでしょ　弓をきりきり心臓めがけ
逃がさないパッと狙い撃ち』とか言うセリフが好きで好きでその・・・・・」



フェルト「・・・山本リ○ダ？」



先輩の事が大好きなのッ！！」



ロックオン「知ってたぜ子猫ちゃん。俺もお前と同じ想いだ・・・」



ティエリア「せ、せんぱ・・ロックオン先輩・・・」



ロックオン「これから宜しくな デビッド・オカッパーフィールド」

ティエリア「あ・・私ティエリア・アーデ・・・」

ティエリアはヴェーダにリンクする事が出来なくなった自分はマイスターに相応しくないと語る
そんな彼に対してロックオンは『俺たちと同じになったと考えれば良い』と声をかける
またヴェーダが無ければ計画遂行も不可能と考えるティエリアだったが
ロックオンは『ガンダムがあれば戦争根絶を実現出来る』と強く訴えるのだった



フェルト「・・男でもありなんだ・・・」



刹那「何のためにガンダムはある？戦争を根絶する機体がガンダムのはずだ
なのにトリニティは戦火を拡大させ、国連軍まで、これがガンダムのすることなのか？これがッ！」



ロックオン「刹那、トリニティに対する国連軍の攻撃は紛争だ
武力介入を行う必要がある」

アレルヤ「無茶だよ！僕らは疲弊してるし、軌道エレベーターも抑えられてるッ」



ロックオン「ソレスタルビーイングに沈黙は許されない」

アレルヤ「2度と宇宙に戻れないかも知れないッ」



刹那「俺ひとりでも行く
俺は確かめたいんだ。ガンダムが何のためにあるのか・・・」

ガンダムの存在理由を確かめるため地球に向かう刹那について行くというロックオンだが
ソレスタルビーイングの砲撃手、GNアームズがロールアウトして上機嫌なラッセが止めたｗ
そして・・・・・

スメラギ「ミッションプランよ
不確定要素が多すぎて役に立たないかも知れないけど

ミッションプランの入ったスティックを刹那に渡すスメラギ



帰ってきて下さいね。私のもとに」



刹那「・・・キスしても良いんですか？」
スメラギ「そこまでPHASE-48を再現する必要はないわ」



ネーナ「私のドライが～～」

ジンクスとの戦闘で機体が損傷したドライ
そして3機のスローネの擬似GNドライヴは活動限界が近づいていた



そこに赤いAEUイナクトが現れて・・・・・



光通信で『攻撃の意志はない』と伝えてきたのだった

ヨハン「ネーナ、スローネで待機だ」
ネーナ「ラ～ジャ♪」



サーシェス「よォ 世界を敵に回して難儀しているってのはあんた等か？
スポンサーからあんた等をどうにかしてくれって頼まれてなぁ」

ミハエル「援軍って1機だけじゃねぇかッ」

誰が援軍なんて言いましたか・・・『どうにかしてくれ』ってどう考えても・・・・・

ヨハン「誰に頼まれた？ラグナか」
サーシェス「ラグナ？あぁラグナ・ハーヴェイの事か



奴さんは死んだよ



俺が殺した」



ヨハン「ミハエルッ！？」

・・・ミハエル・・・こんな死に方だなんて・・・・・



ネーナ「ミハにィィ！！」

サーシェス「ご臨終だ」



ヨハン「貴様ッッ！！

応戦するヨハンだが相手は戦争のプロ、あっという間に倒されてしまう・・・



逃げろッ・・ネーナァ！行けェェッ！！」



サーシェス「美しい兄弟愛だ・・・
早く機体に乗ったらどうだァ？これじゃ戦い甲斐がない」

ネーナ「ヨハンにぃ！ミハにぃが！ミハにぃが～！！」
ヨハン「敵は討つ・・・



！！！　何ッ！！



馬鹿なッ！！？ツヴァイはミハエルのバイオメトリクスがなければ
・・・書き換えたというのか！？ヴェーダを使って！！

”生け贄”としてトリニティを消すように命じられたサーシェスはツヴァイを駆りアインを襲う



我々はガンダムマイスターだッ！！
この世界を変える為にィィィ！！！」



サーシェス「御託はァァッ！
たくさん何だよォォッ！！」

ネーナ「ヨハンにィィ！！」



サーシェス「逝っちまいなッ！」



ヨハン「馬鹿な・・私たちはマイスターになるために生み出され、そのためにッ



生きて・・・」





サーシェス「綺麗なもんだァ！GN粒子っていうのはッ！！


そうだろッ！？お嬢ちゃん！！」

ミハエルに続き、ヨハンもサーシェスの手に係り死んでしまった・・・
この男、何人殺せば気が済むんだ！



そして絶対絶命のネーナ。だがそこに！！



刹那が救世主の如く参戦！！

サーシェス「邪魔すんなよ！クルジスのガキがッ！」
刹那「アリー・アル・サーシェス！？何故だ！？何故貴様がガンダムに！！」



その頃ノリスケ、またの名をアレハンドロ・コーナーはリボンズがヴェーダを
掌握した事によって現れたコールドスリープで眠り続けるイオリア・シュヘンベルグに
向かって銃の引き金を引いていた。何度も・・何度も・・・


”この場所に悪意を持って現れたということは、
残念ながら私の求めていた世界にはならなかったようだ”

アレハンドロ「イオリア・シュヘンベルグ・・！」
リボンズ「・・・システムトラップ！」

リボンズがアレハンドロを裏切るかな？って予想してたんですけど違いました
システムトラップがあった事に驚いているリボンズ。益々正体が分からなくなりました


”人間は未だ愚かで、戦いを好み、世界を破滅に導こうとしている”



刹那「貴様のような男がガンダムに乗るなどォッ！！」



サーシェス「テメェの許可がいるのかよォォー！！？


”だが、私はまだ人類を信じ、”



最高だなァ ガンダムって奴は！覚悟しなッ！！


”世界は、”

ガンダム、コイツはとんでもねぇ兵器だ戦争のしがいがある・・・



テメェのガンダムもその為にあんだろう！！」



刹那「違うッ！！


”人類は、”



絶対に違うッ！！俺のガンダムは！！！」



サーシェス「これで終わりだァァー！！

ツヴァイのバスターソードがエクシアを捕らえたとき・・・




"変わらなくては、ならないのだから"



何ィ？何処だ！？」



ネーナ「何・・あれ・・・」



ラッセ「エクシアが・・、紅く・・・」
刹那「この・・ガンダムは・・・」




"GNドライヴを有する者達よ。君たちが私の意志を告ぐ者なのかは分からない
だが、私は最後の希望を、GNドライヴの全能力を君たちに託したいと思う

君たちが真の平和を勝ち取る為、戦争根絶の為に戦い続けることを願う
ソレスタルビーイングの為ではなく、君たちの意志でガンダムと共に――"



・・・ガンダム」



サーシェス「どんな手品か知らねぇがァー！！



この俺がッ・・！！



残像が残るほどのスピードのエクシアに成す術のないサーシェス
このエクシアは一体・・・！！



何だ！？何なんだありゃ！！」





刹那「トランザム、システム　これが



トランザムッ！」

―END―
怒涛の展開！！とり合えずロックオンが生きていて良かった！しかも意外と軽症ｗ
眼は・・・眼は大丈夫なんでしょうか？眼帯のまま・・・・・なのかな？
そして切り捨てられたトリニティたち、唯一生き残ったネーナはこれからどうするんでしょう
恐るべきは全て想定内のイオリア・シュヘンベルグ！嘲笑うアレハンドロを嘲笑うかのようでした
トレミーのガンダムマイスターはアレルヤが未だ仲間はずれ中ｗｗ
サーシェスがガンダムを手に入れた事で戦局は更に広がっていくことになると思います
そして絶望のふちに立っている沙慈の今後とは・・・！

次回：世界を止めて