DTB『黒の契約者』と『外伝』の間のエピソード『漆黒の花』の最終巻です。
3月25日に発売されましたが、震災の影響で若干遅延し、3月27日に届きました。
実際読んでみてしっかりまとまっているなと。『漆黒の花』と銘打った作品なのだから、ここまでで良い、ここまでの方が良いと思いました。最後のページだけを見ると打ち切りっぽく見えるかも知れませんが、『外伝』へと続くわけですから、あれで良いんですって。契約者のみならず人間である未咲も活躍していて、だけど最後は相変わらずな感じで、実に彼女らしかった。作者の岩原さんは登場人物の性格をしっかり把握しているなと感心しました。『外伝』、『流星の双子』では語られなかった『黒の契約者』のその後が明かされたり、南米時代のエピソードをストーリーに絡ませてくるなど、ファンにはたまらなかったね。
黒い花の真相に関しては・・・ちょっとどういうことか理解できないところがあったので、1巻から読み直そうと思う。是非アニメ化してほしい作品だ。