光がきれいな映画です。
MOVIXさいたままで行って観て来ました。客層はそのほとんどが20代男性でしたよw
食事のシーンが印象的で、食べものがとてもおいしそうに描かれていました。これがまたアスナがおいしそうに食べるんですよ~ 2回目観たとき食べる・作るシーンの数を数えてみたんですけど、
計【
9回ありました。(サンドイッチ・サンドイッチ・自宅でお弁当作り・芋・芋・うまい棒もどき・村で料理・村で夕食・フィニステラを下る途中、遺跡でモリサキが何かを口にした。)ぶっちゃけうまい棒とモリサキが口にしたものはおいしそうには見えなかったけど。この他にも捕食という観点では夷族がアスナを喰おうとしていたし、死んだミミをケツァルトルが食べて血肉に変えていたね。】とにかく何かが何かを食べるシーンは印象に残りました。新海誠監督の作品って背景美術が素晴らしいですよね。それは誰もが認めることだと思います。けど本作品を観てみて、自然物よりも人工物の描写が他者を寄せ付けないほど際立って良かったように思えた。街並みというか村並みを含め、風景に関しては何処となく新海テイストが入っているけれど、銃や鉄橋などの人が作ったものに関してはとことんリアルさを追求されていた。例えば鉄の冷たさが伝わってくるような質感の再現。それと音。刃と刃がぶつかった時のキーンと澄んだ音や、歩いたり走ったりする場所(板の間や地面、鉄橋などなど)によって変わる音にこだわりを感じた。
これまでの新海誠監督作品に共通してあった恋愛要素がないのでファンの中にはあれれ?と思われた方もいることでしょう。でもこれはこれでありでしょう。テーマはしっかりとしていましたし、こういう作品も作れるんだというバリエーションの広さの提示。新海誠監督の可能性は無限大です。